一杯の飲み物が一生の思い出へ (朝礼ネタ96)

みなさまは好きな飲み物はありますか?私はジンバックが好きです。みなさまご存じの通りジンをベースとしたジンジャエールにレモンをしぼったカクテルですね。私がこの業界に入り、初めて飲んだ飲み物がこのジンバックです。別名ロンドンバックとも言います。

二十歳の頃、研修時代のbarにてマスターが作ってくれたのがこのお酒です。かけだしの私はお酒をお客様に提供することができず、毎日トイレの掃除と庭の掃除、洗い物をこなしていました。いつものように仕事が終わり着替えているときに「おい、おまえちょっとカウンターに座ってみろ」とマスターに言われます。「何か悪い事やっちまったかな。怒られるの嫌だな」と、その当時は悪いことばかり想像していた記憶があります。

マスターはおもむろにタンブラーに氷を入れステアをしています。やっとお酒の作り方を教えてもらえる時がきたと私は内心とてもうれしく思っていました。タンブラーの氷をすべて一度捨て、冷え切ったジンとジンジャエールをそそぎ、最後にカットレモンを添え、私の前にだしてきました。「これはな、雄鹿がキックするようなインパクトという意味がこめられている飲み物なんだ。今は変わりのない日々を過ごしているかもしれないが、いずれこのジンバックのようなキックのある男になりなさい。」と言っていたのが印象に残っています。

まだキックという意味は理解できていませんが、1つの飲み物で10年以上覚えている言葉は他にありません。みなさまも思い出に残るようなカクテル作りを心がけてみてください。

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