自分の仕事の原点は何でしょう (朝礼ネタ663)

模型大手・タミヤの現社長・田宮俊作氏は、自身における模型の原点として、
小学校2年生の図工の授業で、飛行機模型を作ったことをあげています。

昭和17年の話ですから、模型といってもプラモデルではなく木製の簡単なグライダーです。
しかも部品は今のように形が出来上がっているのではなく、
胴体となる細い木の角棒と翼用の竹ひごだけで、それらを自分で加工しなけらればなりません。
特に難しいのは竹ひごで翼を作る作業で、真っすぐの竹ひごをロウソクの火で焙って曲げるのです。
火に近過ぎると燃えますし、力を入れ過ぎると折れてしまいます。

やっと翼の形ができると、それに和紙をノリで張り付けて翼の完成となります。
こうして左右の主翼・水平尾翼と垂直尾翼の五つを作り、胴体に組み付けて完成するのです。

当然出来上がりには上手い下手があって、
よく飛ぶ飛行機ができた時の嬉しさ誇らしさが田宮氏の思いの核となっています。

今の子供は小刀で鉛筆を削ることを知りません。
いわんや鋸や金槌などの道具を使ってモノを作ることをしなくなっています。
しかしだからといって、工夫し道具を使うモノ作りが嫌いなわけではないと、田宮氏は断言します。
なぜなら、より早く走るミニ四駆を作るために、どれほど子供たちが知恵を絞って工夫し、
いろいろなツールを使って改良しているのかを見て来たからです。

子供時代に自分の手で指で、モノを作ることの重要性を田宮氏は語ります。
そしてそれを手伝うのがタミヤの仕事だと。

その原点は自身の小学校2年生の模型飛行機であり、
つまりは自己の仕事における確固たるバックボーンとなっています。
私たちにはそれがあるのでしょうか。

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