医療現場での検査の存在意義 (朝礼ネタ647)

検査部門は、病院やクリニックなどの医療現場では、まず提出された検体や患者さんに対して、正確でスピーディーに検査を行い、信頼性のあるデータを提供することが本来の存在意義になります。

そのため、自分が現在担当している検査についての最新の知識や技術を、外部の研修会や学会で積極的に吸収し、現場で意欲的に導入していく必要があります。

また、専門分野以外の検査であっても、他の部門のスタッフは、臨床検査技師なら検査については何でも知っているという前提でいます。

ですから、この検査は私の専門外です、ということでは通用しないことになります。

ここ近年、臨床検査の世界でも、内容の高度化、細分化がどんどん進んでいます。それに従って、特に大規模病院を中心に、臨床検査技師はスペシャリストであるべきで、ジェネラリストであってはならないという風潮が強くなってきているようです。

私は、現在のそうした風潮に抗う考えかも知れませんが、臨床検査技師はジェネラリストでなければならないと考え続けています。

誤解されてはいけないのは、ジェネラリストの意味です。ジェネラリストというと、広く浅くというイメージが社会では強いと思います。

しかし、ジェネラリストを極めようとする時には、臨床検査の全ての分野を熟知しなければなりません。全てを熟知するということは、医学的な知識を広く深く勉強して理解しなければなりません。臨床検査のそれぞれの分野は互いにリンクしているからです。

ジェネラリストとは、必要な時に求められる検査を迅速に正確に提供出来ることを意味します。それは、臨床サイドに対する臨床検査技師の付加価値を提供することでもあります。

今一度、臨床検査技師の存在意義を私達は見つめ直す必要があるのではないかと、日々の業務の中身で実感しています。

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