ニーサ制度といいましても (朝礼ネタ567)

金融庁がニーサについて恒久化をするとかしないとか議論しているようです。ニーサが何かということは今さらここで話してもしょうがないので割愛します。

金融庁はこれの恒常化をねらっているようなのです。私は、金融業界で糊口をしのいでいる一人としてこの現行のニーサという制度ではダメだと思っています。ニーサというのは、一年間で株式等を購入できる金額が少なすぎるからです。

現行のあのような少ない枠ではニーサ口座はIPOが当せんしたときに、それを売却するためだけにあるようなものです。IPOは初値で売却してもその値段が二倍にも三倍にも跳ねるものもあるので、ニーサ口座で売却するにはもってこいです。

しかし、多くのお客様にそのような魅力的は株式をおくばりすることは事実上不可能です。ですから、せっかくお客様がニーサ口座を作っても、それを使わないままになる方も多くいらっしゃいます。

ですので、現行のニーサのままでは私はダメだと思っているのです。金融庁はニーサ口座を長期的に資産運用するために活用して欲しいようですが、多くのお客様は日本株というものは上がり続けるものではなく、上がったり下がったりするものという風に認識しているので、日本株をニーサで長期的に運用するのは難しいと私は考えています。

ですから、ニーサ、つみたてニーサ、ジュニアニーサとさまざまなニーサはありますが、そのどれもが帯に短したすきに長しといったところなのです。金融庁もニーサの本場であるあの国から本当のニーサ制度を輸入して欲しいと私は考えています。

そうすれば現行のニーサ制度よりもよりいい制度になると思います。

もう1記事読みませんか?