看護の初心に戻れた出来事 (朝礼ネタ523)

私が看護師という仕事を始めて○年が経ちました。
ただ、今日は看護の原点に戻る出来事があったのでお話しさせていただきます。

先日、入院されていたAさんとのお話です。
最近の私は、日常の仕事をいかに効率よく、ミスなくこなすかということで頭がいっぱいで、日々、淡々と日常を繰り返す日々でした。

そんな時に受け持ちのAさんの部屋へ訪室しました。
いつものように点滴交換を行い、Aさんの顔を見てベッドサイドから離れようとしました。
するとAさんは私の手をぎゅっと握り、私の顔を眺めていました。「どうされました?」とAさんに尋ねると「大丈夫?ちょっといい?」とAさんから言われました。
私は、Aさんのベッドサイドの椅子に座りました。
Aさんは入院生活のこと、家族のこと今の悩みを話し始めました。普段、気丈にふるまわれているAさんが、様々な不安や悩みを抱えていたこと、受け持ちなのにそれに気づいていなかったことにハッとしました。

Aさんは一通り話し終えると、安心した表情で「ありがとう、ゆっくり話しを聞いてもらえてうれしかった。みんな忙しそうだから。」と話されました。
もちろん、その時間によって他の業務が滞ってしまいましたが、私は、最近の勤務終了後にはいつも感じることのない満足感を感じることができました。

その時、ベッドサイドで患者様を看るという看護の原点に戻る大切さを感じました。
患者様は今、どんな表情をしていますか?どんな口調で話されていますか?
業務の中の許される時間があれば、ベッドサイドに腰を据えて、患者様の心の声をこれからも聴いていこうと思った瞬間でした。

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