祖母も女だった (朝礼ネタ50)

私には85歳になる祖母がいます。2年前に脳梗塞を起こして以降、軽度の認知症症状が出現し、後遺症で麻痺が残ったため要介護状態となってしまいました。現在要介護3で在宅で看ています。

今は日中デイサービスに通所しているのですが、元々定年後も仕事を続けていた祖母は、最初「デイサービスは自分が通うところではない」「ばかにしているのか」「私は行かない」と頑なに通所を拒否していました。

私の家はみんな仕事で日中は家を出てしまうので、どうすれば祖母がデイサービスに通所してくれるのか、当時はとても頭を抱えていました。

そのことを担当のケアマネージャーに相談すると、「いい方法があるから任せておいて」と言って、次の週に30代半ばの男性ケアマネージャーさんを家に連れてきました。

最初は何事かと思いましたが、その男性ケアマネージャーさんは私の祖母の担当ケアマネージャーさんと同じ事業所で働いている方でした。笑顔が素敵で冗談交じりに楽しく会話をしてくださる方で、私も初対面のときから話していてたくさん笑わせていただきました。

祖母もそんな男性ケアマネージャーさんと会話をしていると、優しい表情になり見たことも聞いたこともないような上品な笑い方で「ふふふ」と恥ずかしそうにしていて、見ているこっちが恥ずかしくなる気分でした。

男性ケアマネージャーさんは「せっかく元気なのにずっと家の中はもったいないですよ」「美人がもったいないのでおしゃれして出掛けましょう」「〇〇(祖母)さんが行くなら僕もたまに顔を出しに行きます」「行って嫌だったらすぐに相談して下さい。僕がなんとかします」などと上手に話し、祖母はそこ15分ほどですぐに「行ってみましょうかね」とデイサービスへの通所を承諾しました。

通所初日、どんな様子で帰ってくるかなと思ったら、生き生きした表情で帰ってきて「〇〇(男性ケアマネージャー)さん会いに来てくれたのよ」「友だちができたよ」「みんながすごく良くしてくれる」と楽しそうに話し、終いには「〇〇(近所の友だち)さんも行ったらいいのにね」と話す始末。

その後も「毎日行く」と言い出し、当初は週3で通所の計画でしたが、現在は週6で通所しています。

今でも男性ケアマネージャーさんと顔を合わせる機会がたまにあるようで、会ったこと話したことを恋する乙女のようにそれはそれは嬉しそうに話してくれます。こんなことで実感するのはなんですが、女性はいつまで経っても女性なのだなと思いました。

私も利用者さん方の気持ちに寄り添うことを忘れずに、業務に取り組んでいきたいと思います。本日もよろしくお願いいします。

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