ファンの皆様おめでとうございます (朝礼ネタ488)

先日、テレビドラマにもなった小説『家康、江戸を建てる』を読みました。

タイトルのとおり、かの徳川家康がいかにして江戸を住みやすい都市につくりあげていったかというお話ですね。面白いので興味のある人は読んでみてください。

さて、歴史のテストでは「江戸幕府を開いたのは誰でしょう?」という問いに「徳川家康」と答えます。

確かにそれはそのとおりなのですが、じつは家康ひとりの力で江戸ができたわけではありません。

江戸城を建てたのは家康じゃなく、本当は大工さんたちなのです。

川を曲げて治水を行なったのも家康の部下なら、金貨をつくったり、お城の壁を白く塗ったのも家康の部下。

家康はいわば管理職として、人をうまく使って江戸を作り上げていっただけなのです。

逆にいえば、それだけの人望があったからこそ、家康は天下を取れたということ。

周りの人への気配りや感謝を忘れずにいたからこそ、多くの人を動かせたわけです。

いつの時代も名将と呼ばれる人たちは、人を動かす力に長けています。

たとえばプロ野球でいえば、ヤクルトスワローズの若松元監督なんかが、興味深い言葉を残しています。
それは優勝インタビューでのこと。

本来なら監督はインタビュアーから「監督、おめでとうございます」と言われてインタビューを受けるのがお決まりのパターンです。

しかし優勝の歓喜のなかで感極まった若松元監督は、とっさにこう言ってしまいます。

「ファンの皆様おめでとうございます」

これは球史に残る名言として、あの広島カープの緒方監督も優勝インタビューで同じ言葉を借りていたほどです。

優勝のために頑張ったのは選手たちでありそれをマネジメントした自分であるにもかかわらず、彼はとっさに、詰めかけたファンを「10人目の選手」として捉え、自分たちを支えてくれる存在として、真っ先に讃えたのです。

私たちの仕事も、商品を買ってくれるファンあってのこと。
私は管理職として商品づくりを指揮しますが、それは家康と同じで、実際に作り上げるのはチームの皆さん全員です。

そして私たちはたしかに商品を創りますが、それを一緒に作り上げていくのは買ってくれるファンたちなのです。

そのことを忘れずに、感謝の気持ちを持って仕事に取り組みましょう。

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