薬物依存症の原因とは?「ラットパーク実験」に学ぶ (朝礼ネタ438)

世間を騒がせるニュースのひとつとして、麻薬や覚醒剤といった薬物の問題があります。
毎年のように大物芸能人が逮捕されるニュースが飛び込んできますね。
にもかかわらず薬物依存症にならなければいけなかった原因を、考えたことがありますでしょうか?
依存性は精神的な脆さや、薬そのものが持つ依存性だと長年結論付けられてきましたが、この見解を否定する「ラットパーク」と呼ばれる実験があります。

AとBのハツカネズミを用意して、それぞれケージに入れます。
Aのケージには豊富なエサと水、それにおやつやたくさんの遊び場。つがいとなるネズミを用意したラットパーク、ネズミの楽園といえる環境をつくります。
Bのケージには最低限のエサと水しか入れません。

それぞれにモルヒネ入りの水入れを用意すると、ラットパークにいるAのネズミはほとんど口にしませんでした。
一方Bのネズミは、退屈なケージの中で一日中モルヒネ入りの水を飲み続けたそうです。
そして、Bのネズミをラットパークに入れるとモルヒネを避けるようになり、ただの水をのんだというものでした。
ラットパーク実験の研究者は、薬物中毒の原因は外的要因、つまり生活環境にあると考え、それを実証したんですね。

私はこの話を聞いた時、違反を取り締まっていくというのは大切ですが、それをしなくても済む環境を作っていくというのも優先するべきだと思いました。
これは、モラハラ・パワハラといった問題にも通じることではないでしょうか。

仕事へ積極的に取り組もうとするあまり、ゆとりも遊びもない環境になることは好ましくありませんよね。
忙しい時こそちょっと周りに目を向けて、助け合えるところは助け合ってほしいのです。また自分から声を掛ける、というのも大切だと思っています。
ぜひ、これから心に留めていただければうれしいです。ありがとうございました。

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