企業30年説 (朝礼ネタ28)

企業30年説という言葉をよく聞きます。これについてはいろいろな捉え方があります。

企業の勢いが盛んな時は良い人材が買い手市場で得られます。
そのような優秀な企業には確かに本当に優秀な人材が集まる一方で、反面、寄らば大樹の考え方で応募してくる人たちもたくさん混じっている可能性もあるのです。

30年といえば、22歳で入社した人が52歳のベテランになっており、部長や重役になっていても不思議ではありません。
寄らば大樹組の人たちは、それなりに仕事をしていけば一生暮らしていけるという考え方が基本。それは変化を望まない保守的思考です。

そんな人たちが上層部となっている企業は当然のごとく世の中の変化に十分対応する事はできません。
対応できない企業が衰退していくのは自明の理です。これが企業30年説のひとつの考え方です。

人はとかく前例主義に陥り易く、これまでこうやって来たのだから、これからも同じやり方で良いのだと思いがちです。
特に業績の良い組織では、その時の方法や方針が最善であると固定してしまう恐れがあります。

組織は放っておくと全体としてこの保守的思考に覆われてしまうのが当たり前だと考えるべきです。
そうなるとその打破は相当に難しく、企業体質や経営の方向転換は不可能といって良いでしょう。

常に改善・変革・前進などの気風を組織内に求め続けなければ空気は澱みます。
そのためには、まずリーダー自身がその考え方を持って発信し続けなければなりません。

社会の変化が加速度的にスピードアップしている現代では、企業30年説ではなく、20年説、10年説になっているのかもしれません。

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