お声掛け「しない」勇気 (朝礼ネタ222)

1990年代後半から2000年代前半にかけて、渋谷109での販売員コンペの影響があり、カリスマ販売員がブームになりました。
お店の商品の服に身を包んだ、まるでモデルのような販売員が増えてきました。
店舗側も、見た目重視でスタッフを採用することが多かったようです。

実際に、いわゆるタメ口でお声掛けするスタッフも増えました。
入店して3秒としない間に「よろしかったらお鏡で合わせて見てくださいね」と積極的にお声掛けすることを当たり前と捉える一方、田舎から出てきたような見た目があか抜けないお客様に対しては、すんと無視してお声掛けをしない様子もよく見受けられました。
その頃は、自分たちがステータスといったような振る舞いをしていたのです。

他のアパレル業界の人間は、これを良しとしたことで、郊外でも、積極的なお声掛け=必ずしなければならないことといった風潮になりました。
一方で実際は、お声掛けをされる=買わされるのではという不安感を感じるようになりました。
皆さんの中にも、美容室でスタイリストに話しかけられるのが苦手な方もいるのではないでしょうか。

販売員目線でいえば、お声掛けをすることは決して悪いことではありません。
しかし、実際は嫌がる方もいるということを忘れずに売り場に立ってください。
もし、予算に行かなくて悩むことがあったら、その日は「いらっしゃいませ」以外のお声掛けをしないという勇気を持つのも良いのではないかと思います。

皆さんが普段買い物に行って、販売員から話しかけられるのを苦手とする以上に、お客様はお声掛けを不安に思われています。
お客様目線に立って、販売という仕事について考えてみてください。

もう1記事読みませんか?


職種別


シェアしていただけると喜びます。