その坂は上り坂?下り坂? (朝礼ネタ1334)

勤務はA勤とB勤に分かれ、A勤担当がその日のリーダーです。経験や性別、年齢に関係なく、勤務表に従って割り振られるので、主任に対してリーダーの立場で指示する場合もあります。

指示内容に対して主任から「どうして?理由は?」と尋ねられ、根拠となる理由がなければ叱られてしまいます。しかしそれは業務として必要なこと。私自身も何の疑問も持たず、淡々と繰り返してきた業務で、その『理由』を答えることができません。

「理由も分からず出来てしまうことが怖い、私(主任)には絶対できない」と嫌みを言われますが、どんな理由なのか、確認するために言い返す勇気もありません。

そんなことがきっかけで仕事のミスは許されない、ミスをしたり、隙があったりするから突っ込まれる。そんな自分のマイルールに縛られました。主任からすれば、行動を見ていればすぐに分かるのでしょう。ますます深く掘り下げて突っ込んできます。

気持ちの保ち方も主任との関わり方も、分からなくなっていたある日。いつものように理由が何かと問われ、しばらく考えて黙りこんだあとに、勇気を振り絞って言いました。「分かりません…」。叱られるだろうと思い込んでいたら、意外な回答があったのです。

「すべてのことに理由があるとは限らないものね。どんなに考えても分からないこともある。『分からない』も答え、どんなに完璧にしようと思ってもそれは無理。もしかしたら…、だったら…、この時は…って事前に根回ししても、『まさか』という坂だけは防ぎようがないでしょ」

必ず理由はある、答えは絶対にあると、思い込んでいたのは私でした。今の気持ちや考えを正直に伝えればいいだけと気付いた瞬間、ふっと気持ちが軽くなりました。今までは何を勝手に身構えていたのだろうと振り返ると、これからはもっと自然な自分でいれることに安心感を覚えました。

人との関わり方や感じ方はそれぞれ、少しの勇気が自分を一つ成長させてくれた気がします。

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