スピーチ、それは古代から人類を悩ませてきた作業 (朝礼ネタ1322)

皆さんの前でスピーチをする、このために私はこの数日頭を悩ませてきました。皆さんも人前で上手にしゃべるために色々悩まれていることと思います。

ふと思い立ってスピーチの歴史を調べてみました。古今東西、紀元前から人はうまく喋ろうと懸命な努力を続けてきました。

例えば古代の中国の始皇帝を生み出した秦王国に、身一つでやって来て成功した張儀は、度胸とその弁舌をもって高官にまで出世を果たします。
有名なエピソードでは、家でゴロゴロしていた時、見かねた妻が不平を言うと「俺の舌はまだあるか?」と尋ね「ありますとも」と言うとふらりと家を出てしまい放浪の果てにその舌で大成功します。

また、ギリシャやローマでは雄弁術は市民であれば必須の教養でした。特にローマでは最重要なビジネススキルでした。そのためローマのいたるところには雄弁術の教師が大勢いました。

現在でも政治家には大抵スピーチライターがいます。例えば演説の名手と名高いオバマ前大統領でさえ、最後の手直しはするものの、複数のライターがいました。

ローマ帝国の時代、ある文豪にこんなエピソードがあります。
とある名家の子弟のためのスピーチを依頼され書き上げて、原稿を青年に渡しました。高名な作家の原稿をワクワクしながら熟読した青年が感想を言いました。
「先生、大変素晴らしい名文です。一度読んでそう思ったのですが、二度三度と読み返すうちに、なんだか、ここやこちらやあの辺りもイマイチな気がするのですが…」
文豪はこう言いました。
「大丈夫だ、なんの心配もいらない。だって、たった一度しか話さないし、一度しか聞かないからね」

このエピソードを聞いて、ストレスが軽減されれば幸いです。

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