歴史を動かしてきたのは、事務方です! (朝礼ネタ1302)

日々続く事務作業ですが、その果てが見えないように、その起源も果てしないものです。

古代エジプトには、おそらく現存する最古の勤怠管理簿があります。具体的な内容は、
〇〇は本日欠勤、理由は二日酔い
△△は本日欠勤、理由は上司□□の引っ越しの手伝い
などが発見されています。

あの巨大なピラミッドは、強制労働などでは無く農閑期の公共事業の側面を持ち、給料が払われ、ビールのついた食事も提供されていたのです。ちなみに、今日のビールは不味かった、という落書きまで発見されているので、いろんな面で驚きます。

つまり事務方の綿密な仕事ぶりがピラミッドには反映されているのです。勤怠管理、給与の支給計算、配布する食料品の管理にそれらの輸送経路の計画などピラミッド本体を別にしても恐ろしい事務量だったでしょう。

古代の中国も事務方が奮闘していました。
春秋戦国時代のある国で、王が臣下を殺しました。その国の書記官は職務として「〇年〇月〇日、王は臣下△△を殺した」と記録します。それを怒った王はこの書記官を殺しました。
すると、次席の書記官が「〇年〇月〇日、王は臣下△△を殺した。その後これを記録した書記官を殺した」
この王は、この次席の書記官も殺します。すると今度はその国の地方にいた別の書記官がその国の都にやって来て、これまでの顛末を記録したのです。
結局、王は三人目の書記官が事実を記録するのを止めることはできないと悟り、罰を下すことはしませんでした。

権力者であっても踏み越えられない、記録という武器は事務方が握っていたのです。

地味なデータの集積は、実は時空を超えて最強の武器になります。ふと疲れた時に、このエピソードを思い出し、気分転換にでもなれば幸いです。

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