アラビアンナイトの真実 (朝礼ネタ1261)

アラビアンナイトの物語を、1つも知らないという方はあまりおられないかと思います。ですが全部を読んだという人もあまりいないと思います。かくいう私も全部はいまだに読んでいません。

実はアラビアンナイト、千夜一夜物語は入れ子式の構成でできています。物語の序章は妃たちの浮気に衝撃を受けた二人の王から始まります。
女性不信になったこの兄弟の王は夜伽した娘等を次々と殺し続けるようになり、困り果てた臣下の一人が苦悶しているとその臣下の娘シェヘラザードが自ら志願し夜伽に向かうことになります。

才気ある彼女は興味深い物語を王に聞かせ、もっと続きが聞きたいと思った王は彼女を殺す事ができず、また、千夜一夜の間、奥深い彼女の話を聞くうちに心は落ち着き、本来の思慮深さを取り戻していくのです。
最後は千夜一夜の物語の間にシェヘラザードの産んだ子供達も王に会い、さらに兄弟の王のもとにはシェヘラザードの妹が嫁ぎ、大団円となります。

この千夜一夜物語の最大の特徴は、物語の中の登場人物が、さらに物語の中で物語を語るところです。

たとえば、シェヘラザードが王に聞かせる物語の中で、さらにそれに登場する人物が別の人物に「こういう話を聞いた事があるのだが?」と話していくわけです。

いわば、大が小を飲み、さらに小が大を飲む事が繰り返される訳です。

ここからいろんな解釈ができます。
例えば、話術は身を助ける。閉じた入れ子式の空間には無数の矛盾したロジックを押し込む事が可能。先延ばし作戦は良い結果を生むこともある。などなど。

解釈は無限です。何かに行き詰まった時に思い出して役立てていただければ幸いです。ちなみに私は引き伸ばし策が裏目に出た事があります。これもお役に立てれば幸いです。

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