指揮の要訣とは (朝礼ネタ1231)

要訣(ようけつ)とは「物事をうまく行うために必要で大切な方法」と広辞苑にあります。

航空自衛隊でジェット戦闘機のある事故の後始末を担った一人の自衛官は、
指揮の要訣がしっかりしていれば事故は起こらないというのが、自分の信念だと言っています。
指揮の要訣とは
「部下の能力を確実に掌握し、明確な企図のもとに適宜適切な命令を与えて、その行動を律する」
ことです。

ジェット戦闘機の速度がもの凄いことは誰でも知っていますが、
それだけにその任務には、一瞬の判断の誤りがそのまま死に直結する厳しさが伴います。
ブルーイアンパルスのある事故では、編隊長の命令が0.9秒遅かったために編隊の1機が墜落し、
パイロットが殉職する事故が起こっています。
この場合、命令が適宜ではなかったということになりますが、
1秒に満たない時間が生死の分かれ目になるという、ジェット戦闘機の任務の厳しさが窺える事例です。

文字通り部下の命を預かる部隊長の責任は重大で、任務の上で自衛官の死に直面する前述の自衛官は、
だからこそ指揮の要訣を最重要視しているのです。
「ホームランを打ってこいと言ってもできるものではない。
 部下の力を見極め、準備して仕組んでやらねばならない。」
と彼は言います。

そしてさらに
「でも指揮官はなかなかそれができない」
とも言って嘆いています。

私たちの仕事では、部下の命まで係わるようなことはありませんが、
事程左様に指揮とは難しく、そして重要なものだということを、
指揮する立場の全ての人たちは心しておく必要があります。

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