業務命令や指示の出し方を、連合艦隊司令長官・山本五十六に学ぶ (朝礼ネタ117)

ある人の訓示を紹介します。

「ハワイ作戦についていろいろ意見がありますが、連合艦隊司令長官として私は必ずこの作戦を実施します。以後この作戦の是非について論議する事はやめてもらいたい。
ただし実施に当たっては実施する者が納得する方法で行ないます」

これは、真珠湾奇襲攻撃で有名な山本五十六連合艦隊司令長官が作戦を推進するに当たり、関係部隊の指揮官クラスに行った訓示の内容です。

この作戦は博打的過ぎて危険だと連合艦隊上層部でも反対意見も多々ありました。
そんな中、山本長官は作戦実施に対する自らの不退転の決意を部下に明確に示す事で、バラバラになりそうな組織の方向性を決定付け、連合艦隊は一丸となれたのです。

その上で、人事、兵器などに関して部隊将官が必要と上申した事は最優先で叶えられる様に、山本は上層部や関係部局に働きかけ、
各部隊が「納得する」組織や戦力を揃えさせました。
例えば、航空機部隊から要請があった任務達成の為に不可欠な能力を持つ搭乗員を人事異動で獲得したり、必要な飛行機数の上申があればその機数を揃えたりしました。

組織がある目的に向かって動く時、その目的及び組織のトップの意志・行動が不明瞭では部下が動くわけはありません。

目的はできるだけ単純明瞭に伝える事が肝要です。
はっきりしない、またはあれもこれもと欲張り過ぎる目的では方向性が分散し、力が集中しません。

また目的達成への決意は言葉だけでは伝わりません。
部下に対する上司のバックアップがその決意を部下に伝える重要な方法であり、それがしっかり為される事で目的達成に向かって組織が一丸となるのです。

組織がうまく機能しない。部下が思う様に働かない。
そんな時にはまず自らの気持ちと行動を、この様な観点から再点検する必要があるのではないでしょうか。

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